徒然草 第二十段 現代語訳 名もなき路上のアナーキストが「生きているのが馬鹿馬鹿しくなっちゃった僕でも、空を見て放心していると日々の移ろいに名残惜しいなんて思っちゃいます」と言っていたのは、そうだと思った。 原文 某(なにがし)とかやいひし世捨人(よすてびと)の、「この世のほだし持たらぬ身に、ただ、空の名残(なごり)のみぞ惜(お)しき」と言(い)ひしこそ、まことに、さも覚えぬべけれ。 注釈 空の名残(なごり) 空から舞ってきて心に残る事象。「嵐のみ時々窓におとづれて明けぬる空の名残をぞ思う」『山家集』より。 共有:TweetTumblr で共有 PREV 徒然草 第十九段 NEXT 徒然草 第二十一段 SNSでもご購読できます。 ソーシャル