徒然草 第二百二十三段 現代語訳 九条基家が、鶴の大臣と呼ばれるのは、幼少の頃に「鶴ちゃん」と呼ばれていたからだ。鶴を飼っていたからという話は、でまかせだ。 原文 鶴(たず)の大臣殿(おほいどの)は、童名(わらはな)、たづ君なり。鶴(つる)を飼ひ給ひける故にと申すは、僻事(ひがこと)なり。 注釈 鶴(たず)の大臣殿(おほいどの) 九条基家。内大臣。鶴殿(たずどの)と号した。歌人で『続古今集』の選者。 共有:TweetTumblr で共有 PREV 徒然草 第二百二十二段 NEXT 徒然草 第二百二十四段 SNSでもご購読できます。 ソーシャル