現代語訳
是法法師は浄土宗の僧侶の中でも一目置かれる存在でありながら、学者ぶったりせず、一心不乱に念仏を唱えていて、心が平和だった。理想的な姿である。
原文
是法 法師は、浄土宗に恥ぢずといへども、学匠 を立てず、たゞ、明暮 念仏して、安らかに世を過す有様、いとあらまほし。
注釈
『徒然草』が執筆された時代の僧で歌人。
浄土宗
法然上人(第三十九段参照)を宗祖とする宗教。
是法法師は浄土宗の僧侶の中でも一目置かれる存在でありながら、学者ぶったりせず、一心不乱に念仏を唱えていて、心が平和だった。理想的な姿である。
是法 法師は、浄土宗に恥ぢずといへども、学匠 を立てず、たゞ、明暮 念仏して、安らかに世を過す有様、いとあらまほし。
『徒然草』が執筆された時代の僧で歌人。
浄土宗
法然上人(第三十九段参照)を宗祖とする宗教。